弊社の工場は、フィリピン中部ビサヤ諸島の西ビサヤ地方に属する人口454万人の島「パナイ島」にあります。
人口45万人のイロイロ市はパナイ島最大の都市でありながらも安全で住みやすい都市として知られています。
教育に力を入れるなど今後の経済発展が期待されている都市でもあります。
ウィッグの製造プロセスは非常に手間がかかり細かい技術と時間が必要です。
専門技術を習得した現地採用のスタッフ約170名が製品供給における需要な製造ラインを担っています。
高品質の製品を造るためにトレーニング制度を導入しています。
採用後、まず最初の5カ月間は間研修生として知識・技術を習得するトレーニングを実施。
研修終了後、実際の製造ラインで作業を行ないますが、6カ月間は見習い実習生としての参加になります。
11ヶ月のトレーニング過程を終了した後は昇格テスト等を経て各々のスキルに応じたセクションを担当します。
細い針を使って一本ずつ手作業で大切に植毛しています。
植毛しているネットの穴はとても細かく、誰でも行なえる作業ではありません。
集中力と繊細さが必要な高度な作業になります。
実際にストッパーを取り付ける前にコーティングの状態と質などストッパー自体の検品も行なわれています。
一台ずつ経験を積んだ担当者が責任を持って取り付け
「植毛仕様書」「QCチェックシート」に担当者名の情報などを記録します。
ウィッグのベースは、使用するうちに劣化したり形が崩れたりすることがあります。
付け替えることで、フィット感や見た目を改善できるため特に長期間使用する場合に重要です。